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ハリルJ、武藤弾も中国戦ドロー…史上最悪の最下位に終わる

[ 2015年8月9日 23:02 ]

<中国・日本>前半41分、同点ゴールを決め雄叫びを上げる武藤

 サッカー男子の日本代表(FIFAランク56位)は9日、東アジア杯(中国・武漢)の第3戦で中国代表(同79位)と対戦。1点ビハインドの前半41分、MF武藤雄樹(浦和)のゴールで同点に追いついたが、勝ち越し点は奪えずドロー。今大会は白星なしの2分け1敗で史上最悪の最下位に終わり、9月から再開するW杯アジア2次予選にも暗い影を落とす結果となった。

 初戦の北朝鮮戦(2日)は1―2で敗戦、第2戦の韓国戦(5日)は1―1ドロー。すでに連覇の可能性が消滅して迎えた中国戦。ハリルホジッチ監督は韓国戦から先発メンバーを6人入れ替え、GK東口、DF丹羽、DF米倉のG大阪勢3人が代表デビューを果たした。

 立ち上がりから相手陣内に攻め込む日本。立て続けにCKを奪いゴールを狙う。前半4分にはCKからのこぼれ球を、FW宇佐美がペナルティーエリアの外から右足でシュートを放つも、クロスバーに弾かれた。

 しかし先制は地元の大歓声を受ける中国。前半10分、エリア外のゴールほぼ正面でボールを受けたウーレイが右足で決めてリードを奪った。

 日本の反撃は前半41分。DF槙野のスルーパスから左サイドを抜けたDF米倉が深い位置から中央にクロス、これに走り込んだMF武藤が滑り込みながら右足で合わせてゴール。1―1の同点に追いつき前半を折り返した。

 後半、ボールを支配し優位に試合を進める日本だが、得点は奪えない。指揮官は16分にFW川又に代えてFW興梠、29分にMF武藤に代えてMF柴崎、38分にはFW永井に代えてFW浅野を投入したが、決め手を欠いた。

 これで6月のW杯アジア2次予選シンガポール戦(△0―0)から対アジア4試合勝ちなし。日本代表にとって屈辱的な東アジア杯となった。

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