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ハリルJ 韓国戦ドローで連覇消滅…男女通じて4戦白星なし

[ 2015年8月5日 21:10 ]

<日本・韓国>前半、山口の代表初ゴールで同点に追いつく

東アジア杯 日本1―1韓国

(8月5日 中国・武漢)
 サッカー男子の日本代表(FIFAランク50位)は5日、中国・武漢で行われている東アジア杯の第2戦で韓国(同52位)と1―1で引き分け、初優勝した前回からの連覇の可能性が消滅した。日本はこれで男女を通じて4戦を戦い、いまだ勝ちなし。欧州組抜きで臨んだ大会で厳しい現実を突き付けられた。

 初戦の北朝鮮戦はMF武藤雄樹(26=浦和)の史上最速デビュー弾で前半3分に先制しながら1―2で逆転負け。どうしても勝利が欲しい日本は、北朝鮮戦から先発5人を入れ替えて臨んだ。

 システムは4―2―3―1で、GKに西川周作(浦和)、4バックには右から遠藤航(湘南)、森重真人(FC東京)、槙野智章(浦和)、太田宏介(FC東京)が入り、中盤は藤田直之(鳥栖)と山口蛍(J2C大阪)のダブルボランチ、2列目は右に永井謙佑(名古屋)、左に倉田秋(G大阪)、トップ下に柴崎岳(鹿島)が入り、1トップには興梠慎三(浦和)が配置された。対する韓国はMFチョン・ウヨン(神戸)、MFキム・ミヌ(鳥栖)、MFイ・ヨンジェ(J2長崎)とJリーグ所属選手3人が先発に名を連ねた。

 だが、開始直後から韓国に主導権を握られた日本は、前半27分に森重のハンドで与えたPKをチャン・ヒョンスに決められ、失点。チャン・ヒョンスは12、13年にFC東京に在籍し、森重とはセンターバックでコンビを組んでいただけに明暗を分ける結果となった。同39分には代表デビュー戦となった倉田のパスを受けた山口の代表初ゴールとなるミドルシュートで同点に追いついた日本だったが、後半25分にFW浅野拓磨(広島)、同34分にFW宇佐美貴史(G大阪)、同42分にFW川又堅碁(名古屋)と攻撃的な選手を次々と投入しても追加点は奪えず、1―1でのドロー決着となった。

 日本は最終戦で男女ともホスト国の中国と対戦。女子は8日に、男子は翌9日に最終戦を迎えるが、ともにV逸が決定した状態で初勝利を目指す。

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2015年8月5日のニュース