なでしこで咲き誇れ!期待のSB薊は“国を守る花”

[ 2015年8月1日 10:50 ]

なでしこジャパン生き残りへ軽快な動きを見せる薊

 1日に中国・武漢で東アジア杯が開幕し、W杯準優勝のなでしこジャパンは北朝鮮と激突する。来年のリオデジャネイロ五輪へ向けて戦力の見極めを主眼に置く中、過去1試合出場のDF薊(あざみ)理絵(26=AS埼玉)が右サイドバックで先発する可能性が高い。名字の由来であるスコットランドの国花アザミのように、攻守で存在感を見せて生き残りアピールを目指す。

【なでしこジャパンメンバー 東アジア杯日程】

 リオデジャネイロ五輪へ向かうなでしこに、新たな花が咲く。小原(新潟)の負傷離脱により、右サイドバックは薊が先発する見通しとなった。「攻撃がアピール(ポイント)なので積極的に攻撃参加したい。自分のプレーを思い切り出して、結果を出したい」。AS埼玉ではサイドアタッカーだが、豊富な運動量が評価されて本職の1列後ろから得点に絡むプレーを狙う。

 「トゲトゲした花なんです。まず読んでもらえないですね。同じ名字は親族しかいないです」と笑う。

 「DFにぴったりですね」と笑顔を見せた薊は、献身的な守備でなでしこを守るだけでなく、トゲのように鋭いドリブルでの攻撃参加も狙う。

 AS埼玉のスポンサー企業で働きながら夢を追う26歳。「女子サッカーは知名度がまだ高くない。自分のクラブチームもあまり知られていない」と話す。30日に発表された大阪高槻の経営危機も対岸の火事ではない。主将を務めるAS埼玉からはただ一人の招集。チームの看板も背負っているだけに、今大会に懸ける思いは強い。

 準優勝したW杯カナダ大会では、右サイドバックの有吉(日テレ)がブレーク。W杯後初の公式戦でバトンを受ける可能性が高くなり、有吉に続いての活躍を狙う。日替わりヒロインで決勝までたどり着いたW杯をテレビで見た薊は「胸が熱くなった」と、なでしこへの思いは再燃。「自分が活躍することで自分もチームも知名度が上がると思うので頑張りたい」と成り上がりへ固い決意を示した。

 今大会は薊にとって初の海外遠征。日の丸のユニホームに袖を通せば、フクアリで行われた13年9月のナイジェリア戦以来となる。「海外だからどうとかではない。しっかりアピールしたい」。薊、そしてなでしこたちのリオ五輪への挑戦がいよいよ始まる。

 ◆薊 理絵(あざみ・りえ)1989年(平元)1月11日生まれ、東京都東村山市出身の26歳。兄の影響でサッカーを始め、埼玉平成高では背番号10を背負い、全国大会に出場。07年にAS狭山(現AS埼玉)に入団。本来のポジションはMFだが、13年はDFとしてもプレー。同年9月になでしこに初招集され、9月26日のナイジェリア戦で後半40分からピッチに上がり、初出場を果たした。代表通算1試合0得点。背番号19。1メートル61、48キロ。

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