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初タイトル導くぞ!宇佐美 ハリル監督への“恩返し”約束

[ 2015年7月31日 05:30 ]

日本代表合流のため新潟空港に姿を見せたG大阪FW宇佐美

 8月2日開幕の東アジア杯に臨むサッカー男子日本代表が30日、成田空港や関西空港など各地から、決戦の地となる中国・武漢へと入った。前日29日に敵地での新潟戦を引き分けたG大阪の6選手は、新潟空港から名古屋を経由して現地入り。代表エースとしての期待がかかるFW宇佐美貴史(23)は、バヒド・ハリルホジッチ監督(62)にとっての初タイトルとなる優勝へ、闘志をみなぎらせた。

【日本代表メンバー 日程&結果】

 決戦モードが高まってきた。午前8時半過ぎに新潟空港に姿を見せた宇佐美は、言葉はほとんど発しなかったものの、表情には気合が充満。居合わせたサポーターから声援を受け「頑張ります」と短い言葉に決意をこめて飛行機に乗り込んだ。

 前日29日は敵地での新潟戦にフル出場。19日間での6連戦を締めくくる一戦を終え疲労の色こそ隠せなかったものの、試合後には日本代表への強い思いを口にしていた。

 「タイトルのかかった大会だし、国を背負って行く以上は絶対にタイトルを取りたい。優勝して帰ってきたいですね」

 新潟戦から一夜明けたこの日に中国入りし、早くも来月2日には初戦となる北朝鮮戦を迎える。G大阪の7月6連戦すべてに先発し、うち4試合にフル出場。再び中3日で迎える一戦を前に「ハードだけど、その日程で戦えることを嬉しく思わないといけない。試合ができる幸せがあるし、やれることを証明したい」と日の丸を背負う誇りと責任感もにじませた。

 3月の親善試合・ウズベキスタン戦で待望の代表初ゴールも、6月のW杯アジア2次予選・シンガポール戦では悔しい無得点。公式戦1号に向けて「得点数を上げることができれば、タイトルをもたらすことができる」と力をこめ、自らを代表に引き上げてくれたハリルホジッチ監督に、初タイトルをプレゼントする“恩返し”も約束した。

 新エース候補に注がれる、高い期待と注目。「エースになりたいという気持ちでやるし、ふさわしいプレーヤーにならないといけない」と自覚を口にしてきた背番号11が、まずは東アジア杯連覇に導く。

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2015年7月31日のニュース