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大前2発!清水 今季初の逆転勝ちで年間最下位を脱出

[ 2015年7月30日 05:30 ]

<横浜・清水>後半、逆転ゴールを決め喜ぶ大前(左)とガックリする中沢

J1第2S第5節 清水2―1横浜

(7月29日 日産ス)
 清水は横浜相手にエース大前が2得点を決め、2―1で今季初の逆転勝ち。8戦ぶりの白星で年間順位は17位に浮上した。

 大榎監督の積極采配が実った。この日は4月29日のホーム山形戦以来14試合続けてきた3バックから4バックに変更。さらにここまでチーム最多9得点のFWウタカに代え、15試合ぶりにFW白崎を起用した。「戦える、ハードワークできる選手をピッチに立たせたい」と話していた通り、白崎は攻撃だけでなく、前線からの守備でチームに貢献した。

 1点ビハインドの後半からはMF本田主将を下げ、FW村田を投入。すると、後半9分だ。村田の右クロスをファーで待ち構えていたFWデュークが頭で折り返し、FW大前がダイビングヘッドで同点弾。ゴール直前に相手DFファビオの足が顔面に入り顔をしかめたエースだが、自身5戦ぶりの一撃に喜びはひとしおだった。

 トドメは後半32分。FW鄭大世(チョンテセ)のアーリークロスから再び頭でネットを揺らし逆転弾。12試合ぶりの1試合2発に、ゴール後はサポーターの元にダッシュで駆け寄り、喜びを分かち合った。値千金の一撃を守りきり、公式戦8連敗中だった横浜を撃破。年間最下位を脱出し、2週間の中断期間に入った。

 ▼大榎監督 バランスを考えて4バックにした。サイドから点を取れたのは狙い通りだった。選手も暑い中、集中力を切らさなかった。大きな1勝。

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2015年7月30日のニュース