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太田 復帰戦で森重弾アシスト!代表でも“ホットライン”魅せる

[ 2015年7月30日 05:30 ]

<FC東京・仙台>後半、ゴール前にクロスを入れるFC東京・太田(左)

J1第2S第5節 FC東京3―1仙台

(7月29日 味スタ)
 FC東京は29日にホームで仙台と対戦し、3―1で勝利を収めた。日本代表DF太田宏介(28)が右太腿裏の負傷から先発復帰し、前半9分に右CKから日本代表DF森重真人(28)の先制弾をアシスト。チームを3戦ぶりの勝利に導いた。湘南の日本代表DF遠藤航(22)はホームの柏戦で今季4点目を決めた。東アジア杯(8月2日開幕、中国・武漢)の日本代表は30日に現地入りする。
【試合結果 第2S順位表 年間順位表 日本代表メンバー】

 太田が復帰戦で“一発回答”のアシストを決めた。前半9分の右CK。得意の左足を振り抜くと、超高速クロスがゴール中央に走り込んだ森重の頭を“射抜いた”。自己最多を更新する今季11アシスト目。ゴール後は森重が「こうちゃん(太田)」と走り寄ると、太田も「(森重)真人」と叫び抱擁。仲良しコンビでの先制点に太田は「FC東京の得意の形。あうんの呼吸」と笑顔で振り返った。

 19日の山形戦の前半ロスタイムに右太腿裏を負傷し、25日の鹿島戦は欠場。チームも1―2で敗れた。それだけに「チームに迷惑をかけた」と、この試合への思い入れは強かった。チームは先制点で勢いづき前半のうちに前田の2得点で3点をリード。後半に1失点したが、復帰戦をフル出場で飾った太田は「ケガして10日後に90分できたことが(完治の)証明」と胸を張った。

 離脱中に東アジア杯に出場する日本代表メンバーに選出された。それはハリルホジッチ監督が太田を高く評価しているということの表れだ。関係者によれば、代表スタッフは太田に対して、長らく日本代表の不動の左サイドバックに君臨する長友を超える存在へと成長することを期待しているという。離脱中はハリルホジッチ監督から直接電話をもらい、チームに合流後は2日連続で代表スタッフがチームの練習の視察に訪れた。

 太田―森重のホットラインは東アジア杯でも大きな武器になる可能性がある。太田は「それを見せられてベスト」と意気込んだ。日本屈指のレフティーは、東アジア杯でさらに存在感を示す。

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