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槙野 代表主将に名乗り!長谷部も本田も不在「先頭に立つ立場」

[ 2015年7月25日 08:20 ]

東アジア杯での日本代表主将へ名乗りを上げたDF槙野(右)。左は初の代表選出のFW武藤

 東アジア杯(8月2日開幕、中国・武漢)に臨む日本代表メンバー発表後初のJリーグが25日に行われ、代表5人を擁する浦和はアウェーで名古屋と対戦する。13年の前回大会(韓国)優勝に貢献したDF槙野智章(28)は、初の日本代表主将へ名乗りを上げた。前節に第1ステージ開幕戦から続いた不敗記録は19で止まったが、名古屋に“違い”を見せつけ、主将にふさわしい存在であることをアピールする。

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 ハリルジャパンの“申し子”が、国内組を束ねる。東アジア杯で日本代表主将への意欲を問われた槙野は「年齢的にもそうですし、経験もあると思う。自分は先頭に立っていく立場」と前向きだ。主将の大役はハリルホジッチ監督が決めるが、海外組を含めた代表でも先発に名を連ねる男が自ら手を上げた格好だ。

 長谷部も本田もいない東アジア杯では“キャプテン槙野”が適任だ。前回大会は2試合に出場して優勝に貢献。その前回大会を知るフィールド選手では最年長の28歳となる。広島ユース時代、世代別代表ではキャプテンマークを巻いた経験がある。普段の代表活動では食事会場での発言にも気を配るなど、チームの雰囲気づくりはお任せだ。初招集の選手を取り込むイメージも湧いており「雰囲気づくりは大事。(広島の)浅野選手もそうですし、武藤もそうだけど、(初招集選手が)クラブと同じことができるように良さを引き出したい」と訴えた。

 東アジア杯の前にJリーグ2試合が控える。25日はアウェー名古屋戦。前節の広島戦で今季初黒星を喫し、再出発を図る。「前節負けたので(記憶を)払しょくしたい」と力を込め「違いを出したい。“代表選手は違うよね”と言われたい」と話す。名古屋は永井、川又の代表FWコンビがいるが、浦和は西川らを含め代表5人を擁する。2位広島と勝ち点2差に詰められた年間首位を守る上でも重要な一戦。日の丸の主将にふさわしい男だと印象付けるためにも、完勝を目指す。

 東アジア杯でハリルホジッチ監督が求めるのは、決闘を意味するフランス語「デュエル」だ。槙野は「日本は戦える選手が少ないと思われている。マイナスに見られていることを逆に出して、克服していきたい」と共鳴する。充実期に入った千両役者は、武漢で男を上げる準備はできている。

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2015年7月25日のニュース