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松本、8戦ぶり完封で連敗7で止まる!工藤がジャイキリ弾

[ 2015年7月20日 05:30 ]

鹿島を下し連敗を止め、サポーターの声援に応える飯田(手前)ら松本イレブン

J1第2S第3節 松本2―0鹿島

(7月19日 松本)
 第1ステージから続く連敗を7で止め、8試合ぶりに勝利の美酒を味わった。18位の松本はホームで5位鹿島と対戦し、前半17分にMF工藤浩平(30)が移籍後初ゴールを決めれば、同28分にはDF飯田真輝(29)が17試合ぶりの一発。2―0と第2ステージ初の勝利を収め、年間順位ともども15位に上げた。

 5月16日の神戸戦以来の勝利を告げるホイッスルが鳴ると、観客席からは鬱憤(うっぷん)を晴らすかのような大歓声が鳴り響いた。J1優勝経験のあるチームを下す格別な白星で連敗を7で止めた。

 先制点は工藤。相手のバックパスを奪い、「自分で決めようと思った」とドリブルで持ち込みシュート。2点目は飯田。前節15日の広島戦は自身のオウンゴールもあり0―6と大敗しており、「やってやろうという気持ちが強かった」と、右からの岩上のクロスに頭で合わせ、汚名返上のヘディング弾をぶち込んだ。

 泥くさくシンプルな山雅スタイルを貫いた。奪ったボールを前線のオビナに送り、こぼれたボールは経験豊富な工藤がうまく拾った。前線からのプレスもはまり、多くの決定機を演出。失点も8試合ぶりに0だった。

 反町康治監督(51)は「(連敗期間は)非常につらい時期だった。気持ちの込もったこういうゲームを増やさないといけない。前節の結果を払拭(ふっしょく)するような態度や気持ちを出さなければプロ選手じゃないと、お尻を叩いて(選手をピッチに)送った」と話した。

 次節は25日のアウェー甲府戦。長いトンネルから脱した勢いそのままに、日本のトップ15へ歩みを加速させる。 

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