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J2北九州 応援方法で見解「ぶちくらせ」は「不適切な表現」

[ 2015年7月17日 20:08 ]

 J2北九州は17日、サポーターが応援の際に使用している「ぶちくらせ」という言葉が「賛否両論を巻き起こしている」と一部で報道されたことを受け、公式サイトに横手敏夫社長名義で「応援に関するギラヴァンツ北九州の見解について」と題した声明を発表。応援方法をめぐるこれまでの経緯と、クラブとしての見解を明らかにした。

 問題となっているのは「倒せ」という意味をもつ方言「ぶちくらせ」で、北九州のサポーターが応援コールや横断幕で使用。声明によると、クラブ側は昨年、「感受性豊かな子どもたちにスタジアムという空間で、技を競い、勝負に拘りながらも相手をリスペクトし、フェアな戦いを表現するというスポーツの価値を体感してもらうためには不適切な表現」として、応援コールの中の「息の根止めろ」と「ぶちくらせ」という表現の使用中止をサポーター団体代表者に口頭で要請した。

 協議の結果、「息の根止めろ」の使用は停止されたが、「ぶちくらせ」はサポーター団体との見解の相違から現在まで継続。その後もファン、サポーター、市民からは「ぶちくらせ」を使用中止すべきとの意見が寄せられ、クラブ側とサポーター団体は話し合いを続けてきたが折り合わず、今月4日の一部報道で問題が公になったという。

 クラブ側は今月9日に改めてサポーター団体の代表者と協議。文書でクラブの見解と「ぶちくらせ」使用停止を申し入れたが、今回もサポーター団体の同意は得られなかったとしている。

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2015年7月17日のニュース