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内田に続き2人目!ハリル監督 川島招き直接“就活指導”

[ 2015年7月14日 05:30 ]

日本代表GK川島と個人面談を行ったハリルホジッチ監督

 日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(63)が13日、東京都文京区のJFAハウス内の監督室にGK川島永嗣(32)を招き、個人面談を行った。昨季限りでスタンダール・リエージュ(ベルギー)を退団して今季所属クラブが決まっていない守護神に対し、移籍に関するアドバイスなどを展開。通訳を挟まないフランス語の会話で相互理解を深めた。

 GK陣のレベルアップを重要テーマに掲げるハリルホジッチ監督が動いた。この日午前。JFAハウス内の監督室に招き入れた相手は川島だった。霜田技術委員長は「川島は監督にボンジュールを言いに来た。今季の所属クラブを調整中なので、その辺の進捗(しんちょく)状況も話していた。フランス語はペラペラだし、移籍のアドバイスも含めて、いろいろコミュニケーションを取っていた」と説明。5月に招待されたシャルケのDF内田に続いて2人目の“ハリルの部屋”のゲストとなった。

 日本代表では第1GKの川島だが、昨季は所属するSリエージュで先発落ちして出場機会が激減し、昨季限りで退団。現在は移籍先を模索しており、バスティア(フランス)、PAOKサロニカ(ギリシャ)が獲得に興味を示していると報じられている。ハリルホジッチ監督は武藤にチェルシーからオファーが届いた際に「私は代理人ではないがチェルシーは毎年たくさんの選手を買って他クラブに貸し出すスタイル。武藤が欧州でプレーしたいのなら、メンバーに入ってプレーできるクラブを探すべきというアイデアは伝えたい」と直接アドバイスを送った。W杯アジア2次予選でシンガポール相手にドロー発進した日本代表にとって守護神の試合勘は重要なだけに、今回も自身の考え方を細かく伝えたもようだ。

 指揮官は川島との会談後にスタッフ会議を実施。23日発表予定の東アジア杯メンバー23人の選定作業を行った。15日には神戸―湘南戦を視察する。バカンスを終えて11日に再来日したばかりとあって、霜田技術委員長は「(監督は)テンションが上がって帰って来た。仕事がしたくてたまらないという顔をしている」と語った。自他ともに認める仕事の鬼。選手の移籍にも積極関与して、チームの強化を進めていく。

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2015年7月14日のニュース