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カシージャス レアルと涙の別れ「これからもクラブのファン」

[ 2015年7月14日 00:30 ]

サポーターに別れを告げるカシージャス(AP)

 レジェンドが涙でサポーターに別れを告げた。レアル・マドリードを退団し、ポルトへの移籍が決まったスペイン代表GKイケル・カシージャス(34)が13日、本拠地サンチャゴ・ベルナベウで退団セレモニーを行った。

 ピッチには3つの欧州CL優勝杯ビッグイヤーなど、守護神が獲得した19ものトロフィーが飾られ、地元紙アスによると約1000人のファンが集結。スタンドからイケルコールを浴びると、カシージャスは感極まって目頭を押さえた。「これが本当に最後のさよなら。マドリードでの素晴らしい記憶とともに、これからもクラブのファンでありつづける」と語った。

 セレモニーの前にカシージャスはペレス会長と記念撮影。確執が伝えられたクラブのトップと笑顔で握手をかわした。下部組織時代を含めて25年間もプレーした“クラブの象徴”を追い出したと批判されている同会長は「退団は本人が望んだこと」と弁明したが、スタンドのサポーターからはブーイングが沸き起こった。

 同僚や関係者からは惜別のメッセージが相次いでおり、C・ロナウドからはツイッターで「イケル、長い間一緒にプレーできて光栄だった。新しいチームで幸運を祈っている」とエールが贈られた。

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2015年7月14日のニュース