清水　今季ワースト５失点…ヨンアピン復帰飾れず惨敗スタート

＜清水・神戸＞大敗し肩を落とす清水イレブン

Ｊ１第２Ｓ第１節 清水０―５神戸

（7月11日 アイスタ）
　清水はホームで神戸相手に今季ワーストの５失点を喫し、０―５で敗戦。第２ステージは黒星発進となった。

　背番号４がアイスタに帰ってきた。左膝痛で長期離脱中だったＤＦヨンアピンが昨年７月１９日のホーム川崎Ｆ戦以来、３５７日ぶりに公式戦復帰。試合前にはゴール裏に「４」の横断幕が掲げられるなど、リーグワースト２位タイの３２失点を喫した第１ステージの課題克服へ期待が高まった。

　だが、待っていたのは屈辱だった。前半４１分までに３失点。今月上旬に行った御殿場キャンプではエリアごとに守備の約束事を決め「役割がはっきりした」（ＤＦ福村）と手応えを得ていたものの、最前線から中盤に下りてくるＦＷレアンドロらへのマークがはっきりしなかった。

　後半からは右太腿裏痛が癒えたＦＷ村田を投入。システムも３―１―４―２から４―４―２に変え、サイドからの打開を図った。村田は強引な仕掛けからクロスを上げ、デュークの決定的なヘッドを演出するなど奮闘するも、最後までゴールが遠かった。

　後半にもカウンターから２点を奪われ、今季２戦２勝だった神戸に今季最悪の５失点。これで第１ステージから４連敗となった。ヨンアピンがフル出場したことは光明だが、イレブンには重すぎる１敗だ。