岩清水 なでしこL早期の出場直訴「切り替えたい」

[ 2015年7月8日 05:30 ]

沈痛な面持ちで帰国した岩清水

なでしこジャパン帰国

(7月7日)
 涙の再出発だ。W杯決勝での大量失点の責任を背負い込むDF岩清水梓(28=日テレ)が、早期のなでしこリーグ出場を直訴した。中断明けとなる12日のAS埼玉戦(ひたちなか)は累積警告のため出場停止だが、17日の千葉戦(フクアリ)からは出場が可能。「いい意味ですぐにリーグ戦がある。代表に浸る時間よりも切り替えないといけないというのはある。(日テレの)チームメートに会ったらモードを切り替えたい」。涙に濡れる顔を拭いながら訴えた。

 W杯準優勝の成績を残して帰国したなでしこジャパンは、成田市内のホテルで解散。W杯総括を兼ねた取材ゾーンでのことだった。大会の感想を聞かれた瞬間、岩清水の涙腺は決壊した。「全体を振り返ったとしても、決勝しか思いつかない。いろんな人から励ましの声をもらいました。もらうたびにつらいです」。最後は声にならなかった。

 悪夢の記憶が脳裏を離れない。米国のFWロイドらへの対応で後手に回り、前半だけで大量4失点。岩清水は「立ち上がりの失点は自分の責任」と自らを責めた。今後の代表活動にも「まだちゃんと考えてません」とショックを引きずったままだ。決勝戦から一夜、カナダからの長旅を経て帰国。ショックが癒えることも、涙がかれることもなかった。

 ピッチの借りはピッチでしか返せない。決勝でまさかの5失点も、準決勝まで6戦3失点の堅守を支えた。来年2~3月に行われる予定のリオデジャネイロ五輪アジア最終予選でも、岩清水の存在は絶対に必要になる。「見ての通り」と言うまぶたは腫れていた。涙は流した分だけ強くなれる。そのことを証明するためにも岩清水は再起のピッチに立つ。

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