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なでしこ 序盤4失点も大儀見反撃弾 33分に早くも澤投入、岩清水涙の交代

[ 2015年7月6日 08:45 ]

前半14分、ホリデーに3点目のゴールを決められるGK海堀(AP)
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サッカー女子W杯カナダ大会決勝 日本―米国

(7月5日 バンクーバー)
 女子サッカーのワールドカップ(W杯)カナダ大会は5日(日本時間6日)、バンクーバーで決勝が行われ、女子日本代表のなでしこジャパン(FIFAランク4位)は米国と対戦。日本は立ち上がりの前半3、5分に失点するなど1―4とリードを許して前半を折り返した。

 2トップに大儀見と大野が入るなど、決勝トーナメント1回戦から4試合連続同じスタメンで臨んだ日本。しかし立ち上がりにセットプレーから失点し、今大会初めて先制点を許した。前半3分、米国の右CKからゴール前にグラウンダーの速いボールが入ると、飛び込んだロイドが左足でゴール。2分後には右FKからまたもゴール前の混戦でロイドに右足で2点目を決められ、5分で0―2とリードを許した。

 米国の猛攻は止まらない。14分には右クロスからDF岩清水のクリアが甘くなったところを、走り込んできたホリデーが鮮やかな右足ボレーで決めて3点目。16分にはカウンターからロイドが右足でハーフウエーライン付近からロングシュートを放つと、前に出ていたGK海堀は懸命に下がってクリアしようとしたが、ボールは無情にも右手をはじいてゴールに。ロイドは早くもハットトリックを達成した。

 序盤で重い4点のビハインドを背負ってしまった日本だが心は折れず、前半27分にエース大儀見のゴールで反撃ののろしを上げた。右サイドを突破した川澄からのクロスをゴール前で受けると、相手DFをトラップしてかわして左足で狙いすましたシュート。ゴール左隅に決まって1―4とした。

 前半33分には佐々木監督が早くも動く。3失点目に絡んだDF岩清水に代えて、最後のW杯となる大黒柱の澤を早くも投入。39分にはMF川澄に代えてFW菅沢をピッチに送り、交代カード3枚のうち2枚を切るという思い切った采配を見せた。

 前半は1―4で終了した。

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