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04年スマトラ沖地震被災少年、ポルトガル名門へ「夢かなった」

[ 2015年7月3日 21:02 ]

 2004年12月のスマトラ沖地震による大津波で奇跡的に救助されたインドネシア人少年(17)が3日までに、ポルトガルの名門サッカークラブ「スポルティング・リスボン」の育成部門に入団した。ロイター通信が伝えた。

 少年は、大津波で壊滅的な被害に遭ったスマトラ島アチェ州バンダアチェ出身のマルトゥニスさんで、プロサッカー選手を目指して練習に励んできた。クラブのホームページで「とても幸せ。夢がかなった」と喜びを語った。

 マルトゥニスさんは7歳の時、津波発生から21日ぶりに海上で助けられた。母親と2人の姉妹は犠牲になった。救出時にポルトガル代表チームのユニホームを着ていたことから、05年にポルトガルに招かれ、憧れのスーパースター、ロナルド選手らと面会していた。

 スポルティングはポルトガルの有力クラブの一つで、ロナルド選手もかつて在籍していた。(共同)

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2015年7月3日のニュース