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ミラン名誉会長 本田残留を明言、チームリーダーの期待も

[ 2015年7月3日 19:59 ]

ACミランの本田

 ACミランの日本代表FW本田圭佑(29)について、ベルルスコーニ名誉会長が残留を明言した。3日、ミハイロビッチ新監督就任会見に出席。会見後に囲み取材に応じ「本田もミランのプロジェクトの中に入っている」とした上で「今季のミランの中でも出場機会は見つかると思う。我々は彼をフォーリクラッセ(規格外の選手)と考えているが、正しい位置を用意すれば、その力を発揮してくれると思う」と語った。昨季の本田は主に右FWとして起用されていたが、同会長はトップ下でプレーさせることを希望しているのではと考えられる。

 さらにベルルスコーニ名誉会長は、本田の人物像についても言及。「彼はピッチ上で素晴らしいサッカー選手であることはもとより、ロッカールームの中で士気をあげてくれる紳士でもある。人間としての資質は、プレーにおける資質と同様に重要なものだ」とチームリーダーとして期待を示した。同会長が本田について直接言及するのは、ミラン移籍後初めて。 

 ただし、新シーズン前には厳しいポジション争いが待ち受けている。同会長は「昨季のチームも強いと信じていたが、相手に合わせた並みのサッカーをしすぎていた」とインザーギ前監督のもとで展開したサッカーを批判。ミハイロビッチ新監督の下で「ミランは結果の上でも、そして内容の上でも相手を支配しなければならない。そういうチームに戻らなければならない」と巻き返しを厳命した。コロンビア代表FWバッカ(前セビリア)、ブラジル代表FWルイス・アドリアーノ(前シャフタル・ドネツク)ら大型補強を受けて、競争が激しくなる前線や中盤に関しては「(これまで左FWだった)エルシャーラウィも中盤だ。(FW)メネズもきちんと起用すればクオリティを発揮してくれる」と語った上で「(トップチームの選手は)現在30人から31人。これを(セリエAの規定通りに)25人の登録選手まで減らさなければならない」とサバイバルを予告した。

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2015年7月3日のニュース