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宮間「W杯は渡さない」 きっちり先制PK、またも強心臓見せつけた

[ 2015年7月2日 10:11 ]

前半、先制のPKを決めた宮間(中央)と喜ぶベンチの選手たち
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女子W杯カナダ大会準決勝 日本2―1イングランド

(7月1日 エドモントン)
 なでしこジャパンが試合終了間際に相手のオウンゴールによる決勝点を挙げ、大会連覇へ王手を懸けた。後半47分、MF川澄が右サイドから上げたクロスがOGを誘発。劇的な試合を制した主将の宮間は試合後、「もうとにかく優勝だけを考えてきた。チーム全員の力」と全員で勝ち取った勝利であることを強調した。

 前半33分、阪口のロングボールに抜け出した有吉が倒されて得たPKを、宮間がきっちり決めて先制。GKの動きを見て、ゆっくりと時間を取って右足で蹴り込んだボールはゴール左隅に決まり、宮間はベンチに駆け寄って仲間と抱き合って喜んだ。

 1次リーグ初戦のスイス戦に続き、またも強心臓ぶりを見せつけてのPK成功。宮間は仲間と喜び合ったことについて「今大会はそういう機会が少なかったので良かった」と話し、ロスタイムの決勝点については「(相手にとっては)アンラッキーなゴールだったが(日本は)気持ちで押し切れた」と振り返った。

 決勝では最大のライバル米国と激突する。11年の前回W杯、12年ロンドン五輪に続き、世界大会3連続での対決。キャプテンは「(勝つのは)気持ちの強い方だと思う。オリンピックは金メダルをもっていかれているので、ワールドカップは渡さない気持ちでやりたい」と話し、連覇をその目に見据えた。

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