×

また準決勝で活躍!川澄 決勝OG演出「仕掛け」実った

[ 2015年7月2日 10:07 ]

イングランドを下して決勝進出を決め、阪口に抱きついて喜ぶ川澄(AP)

女子W杯カナダ大会準決勝 日本2―1イングランド

(7月1日 エドモントン)
 後半47分、右サイドから上げたクロスが相手オウンゴールを誘発し、決勝点となったMF川澄奈穂美(29=INAC神戸)は「相手のサイドバックが下がっていたのが見えたので、仕掛けていけば、いいところにボールが上げられると思っていましたし、中にしっかり大儀見選手と岩渕選手がいてくれたので、結果的にああいう形になったんじゃないかと思います」と振り返った。

 2011年の前回大会はスウェーデンとの準決勝で2ゴールを決めて勝利に貢献し、一躍大ブレークを果たした。またも準決勝で活躍。「準決勝は持っている?そうですかね。本当は得点を決めて、すんなり行けばよかったと思うんですけど、でもワールドカップはそんなに簡単に勝てるところではないですし、全員で結果を出せたことがうれしいです」と謙遜した。

 苦しい時間帯が続いたが「相手もかなり前から来ていたので、自分たちも押し返してもなかなかつなげなかったんですけど、それでも焦れずにやっていくのが自分たちですし、それを90分間やり続けた結果じゃないかと思っています」と自分たちのサッカーを貫いた。

 これで世界大会3連続で米国と決勝。「非常にうれしく思いますし、次の一戦も全員で絶対勝ちたいと思います」と気合を入れた。

 初戦で負傷して帰国を強いられたMF安藤梢(32=フランクフルト)がつけた背番号7のユニホームを着た白い熊のぬいぐるみを抱いてインタビューに応じ「安藤選手もバンクーバーに来れることになったと思うので、23人全員で戦いたいと思います」と語った。

続きを表示

この記事のフォト

2015年7月2日のニュース