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川崎F復帰の田坂“再デビュー”へ着々「自分なりの色を出せれば」

[ 2015年6月26日 07:30 ]

川崎Fに復帰した田坂

 ドイツ2部のボーフムから川崎Fに3年ぶりに復帰したMF田坂祐介(29)が、練習のピッチを上げてきた。契約は7月1日からだが、すでに練習を開始し、別メニューで調整している。

 「戻ってくるならフロンターレだと思っていた」というように、川崎Fには古巣としての愛着があった。ドイツでも、動画サイトでハイライトなどを見て、気に懸けていたという。もちろん、中村、大島ら中盤のポジション争いはし烈だが、「ポジション争いはどこに行ってもある」と、割り切っている。風間監督とはドイツへ移籍する前、3カ月間一緒で、同監督のサッカーは理解している。「特徴のある選手がそろっているが、うまく自分なりの色を出せれば」と前向きだ。

 言葉も文化も違うドイツでの挑戦で、田坂は多くのことを学んだ。「環境などいろいろ経験を積めたのが大きい。ドイツはタフなリーグで、いろいろ身につけられたことが大きい」と成長した。ドイツに行った当初は試合でチームメートからパスが来なかった。「プレーで認めてもらうか、ドイツ語で話しかけて認めてもらうしかない」と、必死で仲間の中に飛び込んでいったことも成長を後押しした。

 サッカーの違いも肌で感じた。「日本は細かいテクニックがあるが、ドイツはシンプル。リーグの中でも色があるし、幅もある」と、差を実感した。

 帰国して1カ月近くなるが、コンディションはまずまず。「今週はフィジカルを中心にやって、来週からボールを使い、部分的に合流できたら」と言う。第2ステージから出場可能で、7月11日のホームFC東京戦(等々力)での再デビューへ向けて、調整のピッチを上げていく。

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2015年6月26日のニュース