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五輪落選 落ち込む有吉励ました日テレ・ベレーザ社長、活躍に感激

[ 2015年6月24日 14:21 ]

先制点を挙げた有吉(中央)を祝福する阪口(右)ら(AP)

女子W杯カナダ大会決勝トーナメント 日本2―1オランダ

(6月23日 バンクーバー)
 なでしこジャパンを8強入りに導くゴールを決めたDF有吉佐織(27)とMF阪口夢穂(27)が所属する日テレ・ベレーザの羽生英之社長(51=J2東京V社長)が感激に浸った。

 この日のオランダ戦は、東京・稲城市のクラブハウス内にある会議室で20人ほどのクラブスタッフとともに観戦。有吉、阪口と所属選手がゴールを決めるたびに全員が最高潮に盛り上がったことを明かし「良かったですね…本当に」と噛みしめるように口にした。

 特に3年前の12年ロンドン五輪で代表入りを逃し、バックアップメンバーに回った有吉については、当時味わった悔しさを知っているだけに感慨もひとしおだ。落ち込む有吉に対して「今のままで大丈夫。オレだったらお前を使うよ。右も左もできて前のポジションもできる。しかも高いレベルで。そんな選手なかなかいない」と声をかけ励ましたそうで、「結果を残してくれて本当にうれしい。彼女は悔しい思いをしてきただけにね…」と温かな“父親目線”で活躍を喜んだ。

 なでしこジャパンが現地カナダ入りした後も、阪口とはLINEで連絡を取っており、「我々だけじゃなく日本中の人たちが応援している。頑張りなさい」とメッセージを送ったところ「分かりました」と心強い返事がきたという。「みんな元気そうだし、楽しそうにやっている」と羽生社長。現在も日テレ・ベレーザに所属するのはDF岩清水梓(28)も加えた3人だが、MF澤穂希(36=INAC神戸)、FW大野忍(31=INAC神戸)、FW大儀見優季(27=ボルフスブルク)の主力をはじめ、MF永里亜紗乃(26=ポツダム)、FW岩渕真奈(22=バイエルンM)らなでしこジャパンの多くがベレーザ出身ということもあって「みんな頑張ってほしい」とエールを送った。

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2015年6月24日のニュース