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なでしこベスト8に笑顔 サポーター、平日午前から各地で気勢

[ 2015年6月24日 13:09 ]

東京・渋谷のスポーツバー「エムスポ渋谷店」で、日本の先制ゴールを喜ぶサポーター

女子W杯決勝トーナメント1回戦 日本2―1オランダ

(6月23日 バンクーバー)
 サッカーの女子ワールドカップ(W杯)カナダ大会で、決勝トーナメント1回戦に勝利した日本代表「なでしこジャパン」。選手ゆかりの地やスポーツバーでは24日、サポーターらがベスト8進出に喜びを爆発させ、笑顔で握手を交わした。

 東京・渋谷のスポーツバー「エムスポ渋谷店」は平日午前の試合開始にもかかわらず20人以上が集まり、日本の先制ゴールの瞬間には立ち上がって笑顔でハイタッチを交わした。夜勤明けに1人で訪れた会社員山口雅亮さん(35)は「店に来るまでは眠かったが、試合が始まると夢中になった。みんなで応援できて楽しかった」と笑顔。勝利の瞬間にはサポーターからは拍手が湧き起こった。

 岩清水梓選手のふるさと岩手県滝沢市のパブリックビューイング会場。祖母絹子さん(81)は「必勝」と書いた鉢巻きをし、「今までやってきたことを力いっぱい出して、頑張ってほしい」と、緊張した様子で試合に見入った。

 主将の宮間あや選手の出身地、千葉県大網白里市では、地元後援会の人らが集まり声援を送った。ゴールが決まると歓声がわき上がり、握手する人の姿も。無職河村剛行さん(76)は「チャンスも多いが、ハラハラする場面も多く、つい力が入ってしまった」と興奮を隠さなかった。

 鮫島彩選手の地元、宇都宮市では商店街の屋外広場に約150人が駆け付けた。同市の無職男性(71)は「オランダの選手は身長が高いが、日本は技で勝負できる」と力強く話した。

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2015年6月24日のニュース