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いろいろありましたが…フォルラン、胴上げで別れ「マタアトデ」

[ 2015年6月21日 21:05 ]

<C大阪・徳島>イレブンの手で胴上げされるフォルラン

J2第19節 C大阪―徳島

(6月21日 金鳥スタ)
 22日限りでC大阪を退団する元ウルグアイ代表FWフォルランが21日、ホーム金鳥スタジアムで行われたJ2徳島戦の試合終了後、退団セレモニーに出席。サポーターに別れを告げた。

 最初は「コンバンワ」と日本語であいさつ。「セレッソサポーターだけでなく、日本全国の人たちが温かい声援を送ってくれました」とポルトガル語で感謝の思いを語った。

 「大好きになったチームを去ることは非常に残念ですが、心の底から仲間のJ1昇格を祈っています。いつの日かまた日本に戻ってきたいと思います」とチームの更なる健闘を願い、「マタアトデ」と日本語であいさつを締めた。セレモニーのラストにはイレブンに胴上げされ笑顔を見せていた。

 フォルランは家庭の事情により9日に離日し欧州へ。当初は14日に再来日する予定だったものの、滞在期間が延びた関係で18日に再来日。調整期間が短いこともあり、徳島戦は欠場した。チームは1―0で徳島を破り、大物助っ人の退団に花を添えた。スタンドから見守っていたフォルランは、長谷川アーリアジャスールの先制点に笑顔で拍手を送っていた。観客席には「グラシアス、ディエゴおおきに」と書かれた横断幕も掲げられていた。

 10年W杯南アフリカ大会でMVPに輝いたフォルランは昨年1月に年俸6億円(金額は推定)で加入。昨季後半戦は不振に陥ったが、今季は16試合に出場し前節までJ2トップタイの10得点を挙げていた。

 だが半年間で約3億円という高額年俸がネックとなり、7月限りで満了となる契約に関して、クラブ側が契約更新しないことをフォルラン側に通達。7月から前倒しとなる22日付での退団が決定した。

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