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チリが決勝T進出!“飲酒事故”ビダル出場に結束力見せた

[ 2015年6月21日 05:30 ]

前半が終わりピッチを後にするビダル(AP)

南米選手権1次リーグ

1次リーグA組最終戦の2試合が19日に行われ、チリとボリビアが決勝トーナメント(T)進出を決めた。開催国チリはボリビアに5―0と大勝して1位通過。16日に飲酒運転で衝突事故を起こし逮捕されたMFアルトゥーロ・ビダル(28=ユベントス)も先発して前半のみプレーした。ボリビアは2位で18年ぶりの決勝T進出。エクアドルはメキシコを2―1で破って3位となり、4位メキシコは敗退が決まった。

 ピッチに姿を見せたチリ(A組)のビダルを、観客は熱狂的な声援で迎えた。優勝が期待される地元開催の大会中に不祥事を起こしたが、ファンの反応は「サッカーでミスをしたわけじゃない」と温かかった。試合もMFアランギスの2得点やFWサンチェスのゴールなどでボリビアを圧倒。ビダルをチームに帯同したサンパオリ監督は「選手はよく集中していた」、サンチェスは「我々は家族。みんなでビダルを助けないと」と話した。

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2015年6月21日のニュース