大久保　コロコロＰＫで３年連続２桁得点も「当たり前」

＜川崎Ｆ・湘南＞後半、同点のＰＫを決める川崎・大久保

Ｊ１第１５節 川崎Ｆ２―１湘南

（6月7日 等々力）
　川崎Ｆは後半１５分に大久保のＰＫ弾で追いつき、試合終了間際にエウシーニョが決めて２―１で逆転勝ちした。

　大久保は得点ランクトップに並ぶ今季１０点目。３年連続２桁得点でＪ１通算１４３点目だ。ＧＫの動きを見ながら右に緩いボールで正確に転がすように決め「ＰＫは自信がある」と静かに振り返った。ＦＷ小林、中村と大島の両ＭＦ、ＤＦ角田らケガ人が続出する中で大久保はキャプテンマークを巻き、トップ下で先発したが、前半４分に先制される苦しい展開。後半１２分には右ふくらはぎを痛めている中村を投入し、その中村が倒されてＰＫを得た。「ケンゴさん（中村）がうまかった。勝ったからいいでしょ」と口数が少なかった大久保だが、３年連続得点王に向けて「２桁？当たり前かな」と自信を見せた。

　≪大久保　通算７度目２桁得点≫大久保のＪ１での２桁得点は０３、０４、０７、０８、１３、１４年に次いで通算７回目。７回目は９回のマルキーニョス（神戸）佐藤（広島）に次いでエジミウソン（前浦和）前田（ＦＣ東京）と並ぶ３位タイ。また、３年連続の２桁得点は自身初。５回以上２桁をマークしているのは過去１４人いるが、３年連続が一度もなかったのは大久保とルーカス（前ＦＣ東京）の２人だけだった。