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「イラクでW杯予選を」 治安不安も…サッカー協会会長が意欲

[ 2015年6月7日 08:14 ]

 イラクサッカー協会のアブドルハリク・マスード会長は6日、2018年のワールドカップ(W杯)ロシア大会に向けたアジア2次予選のホーム試合をイラク国内で実施したいとの意向を示した。11日に横浜市で開かれる日本代表との国際親善試合を前に、イラク北部アルビルで共同通信の取材に答えた。

 イラクは不安定な治安情勢を背景に、外国チームとのホーム試合が国内で開けない状態が断続的に続いている。しかし、国際サッカー連盟(FIFA)は今月27日にシリア代表との親善試合を南部バスラで開催することを特別に認めた。

 会長は「バスラは安全上問題がない」と強調。アジア2次予選も、昨年スタジアムが完成したバスラで実施したい考えを示した。

 会長は「シリア戦は試金石。来場するFIFA関係者に、安全を含め状況をよく見てもらいたい」と語った。

 過激派組織「イスラム国」の台頭による治安悪化については、20チームが参加するイラク・プレミアリーグに影響はないと指摘。ただ、下部リーグでは同組織の制圧地域の10チームが活動休止に追い込まれているという。(共同)

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2015年6月7日のニュース