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ブラッター会長辞意でカタールW杯に暗雲…取り消しの可能性も

[ 2015年6月4日 05:44 ]

ブラッターFIFA会長の辞意表明を歓迎したUEFAのプラティニ会長(AP)

 ブラッター会長の辞意表明に歓迎と失望の声が上がった。“反ブラッター”のUEFAのプラティニ会長は「難しく、勇気のある、そして正しい決断だ」と声明を発表。UEFAは6日にW杯ボイコット案などを話し合う予定だったが、辞任を受けて中止した。また、会長選でブラッター会長に敗れたヨルダンのアリ・フセイン王子は再出馬について「望まれるなら立候補する」と話した。

 一方、18年W杯を開催するロシアのムトコ・スポーツ相は「辞任は青天のへきれき」とショックを隠せない様子。「今後のFIFAはロシアに制裁を発動して(18年大会を)他国で開催する可能性がある」と警戒した。また、招致不正疑惑のある22年カタール大会については今後の捜査次第で開催が取り消される可能性も浮上。イングランド協会のダイク会長は「私が関係者だったら今夜は眠れないだろう」と、カタールが後ろ盾だったブラッター会長を失う意味の大きさを指摘した。

 ▼元ポルトガル代表フィーゴ氏 FIFAとサッカーにとって良い日。ついに変化の時が来た。

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2015年6月4日のニュース