×

ハリル監督、なでしこ直撃エール!男子指揮官が異例の合宿訪問

[ 2015年6月1日 05:30 ]

食事会場に登場し、なでしこジャパンを激励したハリルホジッチ監督

 6日に開幕するW杯カナダ大会に出場するなでしこジャパンは31日、千葉県内で調整した。1日から始まる男子日本代表の欧州組国内合宿を控えたバヒド・ハリルホジッチ監督(63)がスタッフ総出で訪れ、宿舎では直接、激励の言葉を掛けられた。連覇を目指すなでしこが大きな刺激を受けて、カナダへと出発する。

 大柄な外国人指揮官がスタッフ10人以上を引き連れてピッチに現れた。ハリルホジッチ監督はピッチ脇で待ち受けた佐々木監督ら、なでしこジャパンのスタッフと握手をしてあいさつを交わした。その後、スタンド席に移り、途中までだったが約50分間、練習を見届けた。宿舎に帰ってからも、なでしこの夕食会場に登場し声を掛けた。

 「4年前に皆さんは素晴らしい成績を残しました。もう一度同じことを成し遂げることは困難なことです。しかし、皆さんはできると信じています。我々は皆さんと同じ道(世界一)を目指せるよう見習いたい。頑張ってきてください」

 同じ日の丸を背負う者として、ともに世界のトップを目指す意気込みとともにエールを送った。

 日本協会関係者によれば、男子の日本代表監督がなでしこの練習に訪れるのは、異例中の異例。川澄は「(気持ちが)熱そうな方だなと思いました。興味を持っていただいたことはありがたいこと」と刺激を受けた様子だ。

 ハリルホジッチ監督が退席した後のピッチでは、男子高校生を相手に実戦形式の練習を行った。15分×2本と時間こそ短かったが、佐々木監督が「シュート意識しろよ!!」と声を荒らげるなど、ピリピリとした緊張感が漂った。主力組の左サイドバックに入った宇津木らはケガをも恐れぬ激しいプレーを見せた。

 1日に決戦の地カナダに出発する。練習前には日本協会の大仁会長からも「プレッシャーを感じ過ぎずに、日本らしく頑張ってほしい」と激励も受けた。最大の目標である連覇へ向けて。“ハリルの刺激”を受けたなでしこが、いよいよ現地入りする。

続きを表示

この記事のフォト

2015年6月1日のニュース