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“京都のネイマール”19歳奥川、ザルツブルク移籍が決定的に

[ 2015年6月1日 05:30 ]

J2京都のMF奥川雅也

 “古都のネイマール”ことJ2京都のMF奥川雅也(19)がオーストリア1部の強豪ザルツブルクへ移籍することが5月31日、決定的となった。複数の関係者によると現在は交渉の細部を詰めている段階で、近日中に正式発表される見込み。移籍金は推定1億円とみられる。

 京都下部組織出身の奥川は、ブラジル代表FWネイマールのような足に吸いつくドリブル突破が武器で、両足が遜色なく使えることも長所。リバプールやレバークーゼンも獲得オファーを出していたが、極秘渡欧した際にザルツブルクの充実した施設に感銘。1月にはU―22日本代表MF南野もザルツブルクに加入しており、若手を積極起用するクラブの方針も決断の決め手となった。

 今季トップ昇格した奥川は出場わずか2試合。クラブ幹部によると、完全移籍により保有権はザルツブルクに移るが、ザルツブルクから京都へレンタル移籍という形で国内でプレーを続ける可能性も模索している。12年7月に京都からヤングボーイズ(スイス)に移籍したFW久保も1年間は同様の形を取っていた。ザルツブルクでプレーすることになれば、南野とポジションを争うことになる。14日の本拠地横浜FC戦がラストマッチになる可能性が高い。

 ▼奥川 雅也(おくかわ・まさや)1996年(平8)4月14日、滋賀県甲賀市出身の19歳。京都U―15、京都U―18(14年4月に2種登録)を経て15年にトップチーム登録。5月24日のJ2水戸戦でプロデビュー。U―17、18、19日本代表。1メートル76、62キロ。血液型B。

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2015年6月1日のニュース