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川崎Fイケメン杉本“顔”売る2発「チームが勝ってうれしい」

[ 2015年5月24日 05:30 ]

<川崎F・鳥栖>決勝のゴールを決めサポーターと抱き合う杉本

J1第1S第13節 川崎F3―2鳥栖

(5月23日 等々力)
 日本代表候補のFW杉本の2発が川崎Fを救った。前半19分、左から車屋のクロスを相手GKがはじいたところを左足で先制弾。2―2の後半38分にはレナトのFKを頭で流して決勝ゴール。初の1試合2得点で、前節16日のG大阪戦と合わせて2試合で3点だ。

 「自分が取ったこともだが、チームが勝ったのがうれしい」

 照れながら、小声で振り返った。今月の日本代表候補の合宿に招集されてサッカーに取り組む姿勢が変わった。「また選ばれたいという気持ちが以前より強くなった」と繰り返すように、欲が出てきた。主力を温存した20日のナビスコ杯・山形戦で先発したが、試合後風間監督のカミナリが落ちた。練習の取り組み方が変わり、J1では9試合ぶりの先発で、風間監督の起用に応えた。

 「もっとキープしなきゃいけないし、守備も。監督が怒るのも当たり前」と言えるようになったところは進化の跡。昨季まで所属したC大阪では1メートル87の高さと、正確なキックやトラップを持ちながら出場機会に恵まれなかった。サッカー人生を懸けて川崎Fに移籍。出場機会が得られなかった中で、ようやく“大器”が目覚め始めた。

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2015年5月24日のニュース