岩渕　紅白戦で右膝負傷…古傷再発ならＷ杯欠場も

紅白戦で足を痛めたなでしこジャパンＦＷ岩渕（右）

なでしこジャパン国内合宿

（5月22日 香川・丸亀）
　なでしこジャパン天才ドリブラーのＦＷ岩渕が右膝を痛めて紅白戦を途中離脱した。主力組に入ったフルコートでの試合で、相手のボールを近賀と奪いに行き、体勢を崩した。その後、膝に手を当てながらピッチから退いて座り込み、スタッフと話し合った。練習を早めに切り上げ、取材エリアにも現れなかったが、「大事を取った」とチーム広報は説明。経過観察する方針で、練習後にはＭＲＩ（磁気共鳴画像装置）検査を受けた。

　２月にはバイエルンＭの練習試合で右膝外側側副じん帯を部分断裂し、３月のアルガルベ杯の招集を辞退。２カ月半の離脱を余儀なくされたが、今季のリーグ戦終盤に復帰した。「モチベーションが上がっている」と話していた岩渕だが、古傷が再発すれば自身２度目のＷ杯出場を見送る可能性もある。球際の激しさを増した練習の弊害が意外な形で表れてしまった。