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C大阪 まさか終了間際失点、フォルラン今季10得点目実らず

[ 2015年5月18日 05:30 ]

<C大阪・長崎> 厳しい表情をする山口(左)らC大阪イレブン

J2第14節 C大阪1―2長崎

(5月17日 金鳥スタ)
 J2第14節が17日に各地で11試合が行われ、C大阪はホームで長崎に1―2で敗れた。0―1の後半16分に元ウルグアイ代表FWディエゴ・フォルラン(35)が今季10得点目となるFK弾を決めたが、試合終了間際のロスタイムに決勝点を献上した。今季5敗目で8位に後退し、1年でのJ1昇格がまた遠のいた。
【試合結果 順位表】

 C大阪に悪夢のような結末が待っていた。後半ロスタイムは4分が過ぎ、タイムアップ目前だった。足を痙攣(けいれん)させる選手が続出した長崎に攻め込まれクロスを入れられると、C大阪の守備陣はボールウオッチャーに。走り込んできたMF梶川に頭で決勝点を突き刺されホーム側の観客席は静まりかえった。

 「安易に失点を繰り返してしまっている。非常に残念だ」とアウトゥオリ監督。だが、悲劇が起きたのは必然でもあった。CKから奪われた先制点は、MF扇原がマークを外しやすいという長崎のスカウティングが生かされたもの。何よりC大阪の攻撃陣は単調な攻めを繰り返すばかりで、後半16分にフォルランが直接FKで今季10得点目を決めるも、流れの中から決定機を作る場面はないに等しかった。

 後半開始からMF長谷川が右サイドバックに入り、同18分に再び中盤に戻るなど、アウトゥオリ監督の采配に迷いも見られた。14試合を終えた時点で5敗目を喫し、指揮官は「このまま進めば非常に難しいシーズンになる」と語った。これで8位に後退。優勝どころか、昇格プレーオフ進出すら危うい状況になってきた。

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2015年5月18日のニュース