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Jと協会が育成改革本格化、クラブの育成組織格付け調査を導入

[ 2015年5月13日 05:30 ]

 Jリーグと日本協会が共同出資して、サッカークラブの育成組織を格付けするベルギーのダブルパス社と正式契約を結ぶ方針を固めた。昨年12月にJ2湘南など3クラブを対象にトライアル調査を実施。日本サッカー界の課題である育成年代の強化に有効と判断したため本格導入を決めた。関係者は「育成強化にJリーグと日本協会が共同で出資したことは過去にあまりない。協力して若手を育成していこうということ」と説明した。

 ダブルパス社は、育成年代の強化をA代表の成功につなげたドイツやベルギーリーグとも契約。スカウティングやコーチのスキル、育成哲学など細かく分けた各項目を5段階で評価し、総合的に無印から三つ星の4段階で格付けする。近年、成長著しい米MLSも導入を決めるなど世界的ステータスのある会社だ。

 Jリーグは育成に積極的なクラブを後押しするため、格付け上位クラブの育成チームを国際大会に派遣することを検討。今年開催されるU―20W杯、U―17W杯の出場権を逃すなど育成年代は低迷。Jリーグと日本協会がタッグを組み、育成改革を本格化させる。

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2015年5月13日のニュース