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G大阪GK東口 “あっぱれ完封”で張本さんにアピールだ!

[ 2015年4月21日 05:30 ]

意気込みを語る東口

ACL1次リーグF組 G大阪―広州富力

(4月22日 越秀山体育場)
 カズに続いて“球界のご意見番”を見返す。G大阪の日本代表GK東口順昭(28)が22日に敵地で行われるACL・広州富力(中国)での完封を宣言した。12日の清水戦で凡ミスから失点した場面を、19日のMBS系「サンデーモーニング」が放送。同番組のコメンテーターを務める張本勲氏(74)から「喝」を入れられた守護神が、奇跡の逆転16強へゴールマウスを死守する。 

 負ければ終戦の大一番を前に、さらにモチベーションが高まったに違いない。12日のリーグ清水戦、ゴール前で手放したボールを相手FWに奪われて、得点を決められる失態を張本氏に叱責された守護神。この日午前、大阪府吹田市内での非公開調整を終えると「そうらしいですね。全国ネットだし良かったです」と自らを戒めるために、あえて前向きにとらえた。

 張本氏に言われるまでもなく本人が一番悔しかった。「今後、取り返していくしかない」と決意を胸に臨んだ18日の湘南戦では完封勝利に貢献して汚名を返上。名誉と安定感を取り戻した背番号1は、過去を振り返ることなく広州戦の必勝を誓った。「JリーグとACLは別物。Jでは見られない球際の激しさや、ゴール前での一発の精度がある。シュートもほとんど枠に飛んでくる」。前回対戦でも失点を許したモロッコ人FWハメドアラーら相手攻撃陣を警戒しつつ「DF陣と連係してゼロに抑えたい」とACL初完封を宣言し、空路で敵地へと向かった。

 張本氏といえば12日放送の同番組で、J2横浜FCのFW三浦知良に「お辞めなさい」と引退勧告。物議を醸した中「激励だと思っている」と大人の対応を見せたカズは19日の長崎戦で得点を決め「大あっぱれ」と評価を一変させた。東口もサッカー界のレジェンド同様、文句なしのパフォーマンスを示して「あっぱれ」と言わせてみせる。

 ▼突破条件 勝ち点4でF組最下位のG大阪は、広州富力戦に勝つと、最終節のホーム城南(韓国)戦での1次リーグ自力突破の可能性が高まる。引き分けた場合も望みはつながるものの、敗れれば終戦が決定。同日開催の城南対ブリラム(タイ)戦で城南が負ければ、ブリラム以外の3クラブが勝ち点7で並ぶ可能性は残るものの、3チーム間の当該対戦成績で下回るため敗退となる。

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