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新潟・武蔵“ジャマイカつながり”ケンブリッジ飛鳥級の最速弾を

[ 2015年4月21日 05:30 ]

ケンブリッジ飛鳥ばりのスピードを生かした攻撃で今季初ゴールを狙う鈴木武蔵

 アルビレックス新潟は20日、聖籠町のクラブハウスで22日のナビスコ杯アウェー甲府戦に向けた実戦練習などを行った。右SHでプレーした鈴木武蔵(21)は、19日の織田記念国際陸上の男子100メートルで優勝したケンブリッジ飛鳥(21=日大)ばりのスピードで今季初ゴールを狙う。

 ケンブリッジは、織田記念で日本人初の9秒台が期待された桐生祥秀(19=東洋大)をかわし、10秒37で優勝した。鈴木は自身と同じジャマイカ人の父を持つケンブリッジに刺激を受け「面識はないけど、ハーフの人ですよね?(父は)ジャマイカ人なんですか?」と“ジャマイカつながり”に興味津々だ。

 さらに、ケンブリッジは“世界最速の男”として有名なジャマイカの英雄、ウサイン・ボルトが所属するクラブで武者修行したことがある。ゴールパフォーマンスでボルト・ポーズをしている鈴木は「自分もスピードを生かしてゴールを決めたい」と意欲を見せた。

 鈴木も桐生一高時代に50メートルで5秒9をマークした俊足だが「サッカーはただ走ればいいだけじゃないので、どこのスペースが空いているか考えながら、瞬時にスピードを出さないと」と言う。

 今季はキャンプからSHに挑戦しているが、先発出場は8日のナビスコ杯鳥栖戦だけ。「まだ、SHとしてできる部分が少ない。まずはナビスコ杯で結果を出して、コツコツとやっていくしかない」。ケンブリッジのように、いきなり優勝ではなく、地道にチャンスをつかみ取るつもりだ。

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