日本のメッシ13歳久保「代表に呼ばれたい」東京五輪のエースへ

[ 2015年4月20日 08:30 ]

U―15日本代表のインドネシア遠征から帰国した久保

 インドネシア遠征を終えたU―15日本代表が19日、羽田空港着の航空機で帰国した。チーム最年少として初の代表活動を終えたスペインの名門バルセロナ所属の13歳MF久保建英(たけふさ、13)は、将来の日本代表入りを熱望。“日本のメッシ”と呼び声高い若きドリブラーは、20年東京五輪出場への決意を明かした。

 20年東京五輪のスター候補生が、五輪について聞かれると、その思いを真っすぐに明かした。「まだ遠い話だけど、しっかり練習していつか日本代表に呼ばれたい」。13歳の久保は夢舞台を19歳で迎える。天才少年と呼ばれる逸材が、自らの口で決意表明だ。

 現所属はメッシやシャビ、イニエスタら世界的スターを輩出したバルセロナの下部組織。本場仕込みの1対1の仕掛けは、東京五輪での大きな武器になり得る。18日に行われたインドネシア地元クラブとの練習試合で自ら得たPKを決め、日の丸を背負っての初ゴールをマーク。U―15日本代表の森山監督は「ボールを持てば落ち着いて、いいアイデアを発揮する」と評する。バルセロナは18歳未満の選手の国際移籍や登録に違反があったとして、FIFAから処分を受けており、久保の退団は濃厚。その長所は今後、国内で磨くことになりそうだ。

 最年少で臨んだ初の代表合宿。課題も多く見つかった。初のアジアのピッチに「環境も良くなくて、ボールが思うように進まなかった」と、適応の難しさを痛感。声変わりもまだ訪れない久保は、対人、体力面での弱さも否めなかった。「体が小さくて、コンタクトで飛ばされていた。鶏ガラスープとか手羽先みたいに骨に肉が付いてない。“メシ食えよ、大きくなれよ”と言いました」と指揮官。久保も「圧倒的に走力が足りないと感じた。毎日走って、90分走り切れる体力をつくりたい」と厳しく自己分析した。横パスも多用しながらボールを保持するバルサ型から、全員守備、縦パスを用いる日本スタイルへの順応にもまだ改善の余地があるという。

 ピッチを離れれば、等身大の中学2年生。「日本食が食べたい。たこ焼きやラーメンを食べたい」と13歳らしさをのぞかせていた。それでも、試合となれば年上の選手を呼び捨てにするなど、果敢に切れ込むドリブル同様、ものおじしない。バルセロナが認めた才能が日本のエースとなる日は遠くない。

 ◆久保 建英(くぼ・たけふさ)2001年(平13)5月26日、川崎市生まれの13歳。09年に横浜で開催されたバルセロナキャンプでMVPに選出。10年4月から川崎Fの下部組織に所属。同年にバルセロナスクール選抜としてソデクソ・ヨーロピアン杯(ベルギー)に参加し、MVPに選ばれた。当時の同クラブのカンテラ(下部組織)コーチであるオスカル・エルナンデス氏の推薦で受けた11年4月の入団テストに合格。1メートル63、52キロ。

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