カズ 頭で再びJ最年長得点記録更新 午前中の長男ゴールに刺激

[ 2015年4月20日 05:30 ]

<横浜FC・長崎>前半12分、横浜FC・三浦はヘディングでゴールを決め笑顔を見せる

J2第8節 横浜FC2―2長崎

(4月19日 ニッパツ)
 またもキングが“あっぱれ”なヘッド弾&カズダンスだ。J2横浜FCの元日本代表FW三浦知良(48)は19日、3戦連続で先発すると前半12分、2トップを組む相棒のFW大久保の折り返しに飛び込んで先制ゴール。5日の磐田戦に続くホーム2戦連発でJ2最年長ゴール記録を48歳1カ月24日に更新した。試合は2―2のドローに終わり勝ち点1を分け合った。
【試合結果】

 またまたカズがゴール前の制空権を支配した。前半12分だ。MF佐藤のFKが前線の長身FW大久保を捉える。折り返しを信じて走った。「100%信用してた。一番いい所に折り返してくれたのでGKの逆を突けた。僕に付いていたDFがボールを追っていたのでうまく裏に出られた」。その間、コンマ数秒。DFとの駆け引きに勝ち、天高く舞った。豪快な先制ヘッドとなった。

 緑の芝がステージに変わる。華麗な足さばきに会場が沸く。最 後は右膝を芝に着き右腕を突き上げた。5日の磐田戦で見せたダンスより明らかに力強い。ここにも好調さがにじんだ。出場3試合連続で得点に絡む活躍だ。もはや得点のたびに更新されるJ2最年長得点記録すら煩わしい。「もう50歳でいいよ。48歳とか中途半端でしょ。早く50歳になりたい」。カズは豪快に笑った。

 試合前、アドレナリンが一気に分泌された。リオFC(東京都クラブユース連盟)U―18に所属する17歳の長男・良太君が午前中の試合でゴールを決めた。父と同じFWで背番号も11。試合直前に届いたうれしい知らせに「刺激になるね」。今節は連絡も取り合う香川や、岡崎がドイツで、J1でも日本代表組が続々ゴールを決めた。「自分も決めたい、少しでも追いつきたいと思った」。自然と力がみなぎった。

 先週、日本代表では国内組の高すぎる体脂肪率が話題となった。ハリルホジッチ監督は12%以上の宇佐美(G大阪)らに改善を求め、11%未満を適切とした。現在のカズは「10%前後」の“合格ボディー”。シーズン前の体力測定でもボールを持ったタイム走ではチームの平均値を上回った。05年以来のホーム連発も偶然ではない。

 この日のカズは後半27分、スプリント力の低下を自覚するとチームの勝利を優先し、自ら交代を申し出た。結果的に試合は2―2ドロー。5日の磐田戦に続き、またもカズの得点&ダンスが空砲に終わると悔しさをあらわにした。「勝てないんで次はカズダンスを封印しようかな…」。欲しいのは勝ち点3。あっぱれ!なゴールを決めたカズだが、最後は自身へのカツ!も忘れなかった。

続きを表示

この記事のフォト

「サッカーコラム」特集記事

「J1」特集記事

2015年4月20日のニュース