松本チーム史上最多観衆も3失点…ホーム初勝利またお預け

[ 2015年4月13日 05:30 ]

<松本・柏>ホームで勝ち星を挙げることができず、足取りの重い山雅イレブン

J1第1S第5節 松本1―3柏

(4月12日 松本)
 12位の松本山雅は同順位の柏とホームで対戦し1―3で敗れ、順位を16位に落とした。序盤の決定機を逃すと、中盤の隙を突かれ今季最多タイの3失点。後半46分にFW阿部吉朗(34)の今季初ゴールで1点を返すのがやっとだった。動員記録を更新する1万8514人もの観客を集めた公式戦3度目のホーム戦。J1初勝利はまたもお預けとなった。

 「ラインが低いのは感じていた。前から行くのか、リトリート(引いて守る)するのか意思統一できなかった」。攻守のキーマン、MF岩上祐三(25)が唇をかんだ。

 ミスが多発した。キャンプ時から、ディフェンスラインを高く保つハイプレスに昨年に引き続き取り組んできた山雅。しかし、この日は全体的にラインが低くなったため、中盤にスペースができ、守備陣が前線へ出した多くのパスを相手がカット。スムーズに攻撃に移れなかった。

 3月7日の開幕名古屋戦以来の3失点で、2点差をつけられての敗戦は今季8試合目で初めて。「自分たちのミスで失点してしまった。自分たちのサッカーができていれば勝ち点3は得られた」とDF田中隼磨(32)。会場を後にする選手たちの足取りは重たかった。

 決定機は試合序盤にあった。前半3分、DF後藤がFKを頭で合わせたが、相手GKに阻まれた。同15分にはペナルティーエリアからの岩上のシュートをMF喜山が頭で軌道を変えるも、最後はポストに嫌われた。柏は8日に中国で行われたACLのスタメン組をそのまま投入。一方の山雅は8日の甲府戦でスタメン11人を入れ替えた関係で、主力組は中7日で休養十分。反町康治監督(51)は「この2つのチームのどこに差があるかといったら、最後の精度の差だと感じたゲーム」とお手上げといった様子だった。

 次節は18日、アウェーで同じ昇格組の山形と戦う。12~14年のJ2時代、6戦未勝利(3分け3敗)の相手だ。指揮官が「次の試合が大事なのは明白」と話すように、J1で生き残るために勝ち点3をぜがひでも欲しい一戦。DF酒井隆介(26)が「勇気を持って、仕掛けた守備をしたい」と言えば、DF飯田真輝(29)も「リーグ戦を戦う上で、ハイプレスをかけて0点に抑えたい」。攻撃でも守備でも勇気を持って相手に立ち向かう“山雅らしさ”を取り戻し、敵地に乗り込む。

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