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宇佐美が先制&V弾で単独得点王!代表選出から3戦連発

[ 2015年4月13日 05:30 ]

<清水・G大阪>前半、ゴールを決め喜ぶ宇佐美

J1第1S第5節 G大阪3―2清水

(4月12日 アイスタ)
 2戦連続の2発で、G大阪の日本代表FW宇佐美が得点ランク単独トップに立った。まずは前半29分、クロスを瞬時の判断で爪先で浮かせ、相手DFをかわし先制弾。2―2の後半35分には相手DF3人を振り切りニアをぶち抜いた。「シュートモーションはファーサイドを狙い、足のインパクトの位置を少し変えて近い方に蹴った。自分の得意な形なので」。納得の決勝弾に胸を張った。

 その決勝点に、進化の証があった。昨季のJ1全10得点は一番遅い時間で後半6分。今季開幕戦では長谷川監督から「パワーが落ちてきた」と後半34分に交代させられた。「90分やれるところを見せたい。後半にギアを1段階上げられるプレーをする」。体幹トレーニングに励み、食事制限でベスト体重の70キロ台前半を維持。不断の努力が生んだ活躍に、指揮官も「苦しい時に取ってくれるのがエースだ」と賛辞を贈った。

 13年10月のJ2栃木戦で敗れたのを最後に、得点した試合は26戦負けなし(22勝4分け)で「少なからず自分のゴールでチームを乗せられていると思う」と充実感をにじませた。得点ランクは6点で単独首位に躍り出た。目標の得点王と、理想とする1試合1点を上回るハイペース。それでも「世界を見れば、もっと取っている人はいる。継続して結果を出していきたい」と決して満足はしていなかった。

 J1では初の3戦連発だが、それは日本代表に選出された後から始まった。ガンバの至宝はゴールを積み重ねて、日本のエースへ続く階段を駆け上がる。

 ≪自身初の2試合連続マルチ弾≫ 宇佐美(G大阪)がJ1自身初の3試合連続得点(13年にJ2で1度)をマークし、再び得点ランク単独トップに立った。2試合連続2ゴールも自身初で、マルチゴールはJ1通算4度目。G大阪の2試合連続マルチ弾は12年26、27節(浦和、鹿島)のレアンドロ以来3季ぶり。日本人では10年5、6節(磐田、大宮)の平井以来5季ぶりだ。

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