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鳥栖キム・ミンヒョクに出場停止4試合 鹿島・金崎の顔踏みつける

[ 2015年4月7日 16:50 ]

4試合出場停止処分を受けた鳥栖DFキム・ミンヒョク

 Jリーグは7日、J1鳥栖の韓国人DFキム・ミンヒョク(23)に対し、公式戦4試合の出場停止処分を科したと発表した。

 キムは今月3日に行われたJ1第1ステージ第4節・鹿島―鳥栖戦(カシマ)において、鹿島のMF金崎夢生(26)に対するホールディングの反則により、主審から警告を受けた。だが、その際、倒れた金崎の顔面を左足で踏みつける行為が映像で確認され、鹿島はJリーグ規律委員会に申し立てをしていた。

 規律委員会では、このキムの行為を映像を用いて確認して検証。審判員、マッチコミッショナーやキムにも事実関係を確認した。その結果、キムの行為は「選手等に対する暴行・脅迫および一般大衆に対する挑発行為」に該当し、試合中に審判員が確認できなかった「極めて悪質な行為」と判断、4試合の出場停止処分とした。

 また、鳥栖はクラブの公式サイトに「【お詫び】キムミンヒョク選手への処分について」とする文章を掲載。「弊クラブ所属のキムミンヒョク選手の行為につきまして、改めまして、鹿島アントラーズの金崎夢生選手、クラブ関係者の皆さまには深くお詫び申し上げます。そして、ご迷惑をお掛けしたJリーグ関係者の皆さま、いつもご声援を頂いているファン・サポーターの皆さまへ心からお詫び申し上げます」と声明を発表した。

 今回のプレーを巡っては、試合直後からネットで「史上最悪のファール」と批判が殺到。試合から2日後の5日には、なでしこジャパンのエースストライカーで、ドイツのボルフスブルクでプレーするFW大儀見優季(27)が自身のツイッターに問題の動画を貼った上で、「衝撃的な映像…ムウムウの怪我が心配。。。ただ、この選手の行為は社会的立場を考えても、人としてもサッカー選手としても許されるべき行為でないことは確かだと思います」とツイートするなど、問題視する声が多く上がっていた。

 なお、出場停止の対象となるのは、今月8日のナビスコ杯・新潟戦、12日のJ1第1S第5節・山形戦、18日の第1S第6節・甲府戦、22日のナビスコ杯・FC東京戦の4試合となっている。

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