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新潟DF舞行龍 負傷退場した因縁の鳥栖戦で完封狙う

[ 2015年4月7日 05:30 ]

リーグ戦のアウェー鳥栖戦で負傷退場したDF舞行龍はリベンジに燃えている

ナビスコ杯 新潟―鳥栖

(4月8日 デンカS)
 新潟は6日、聖籠町のクラブハウスで8日のナビスコ杯ホーム鳥栖戦に向けた実戦練習などを行った。4日のリーグ戦の川崎F戦で右膝のケガから復帰したDF舞行龍ジェームズ(26)は自身のクリアミスからの失点を反省しながら気持ちを切り替え、完封勝利に導こうと気合十分。リーグ開幕戦(アウェー鳥栖戦)で負傷退場した因縁の相手を真っ向勝負で迎え撃つつもりだ。

 気持ちは切り替わっていた。いつまでも自身のミスを引きずってはいないが反省は忘れない。

 4日のリーグ戦のアウェー川崎F戦。主導権を握っていた前半22分、舞行龍のトラップミスから先制ゴールを奪われてしまった。「トラップを外に置きたかったけど、内側に入ってしまった。判断が悪かった」と振り返り「自分のミスで流れが崩れてしまった」と反省しきりだ。その反省から「トラップの置き場所をよくして、怖がらずにパスにつながるようにちゃんとやることが大事。悔しいけど、フィールドの上にまた立って勝ちたい」。同じミスは二度と繰り返さないつもりだ。

 失点に絡みはしたが、右膝のケガからの復帰戦を「そんなに悪くなかったと思う」と前向きに捉えている。一矢を報いた後半38分のFWラファエルのゴールは舞行龍のパスからと、約1カ月ぶりの試合復帰にも「やれる」という手応えはつかんでいる。

 川崎F戦でのミスを帳消しにするには鳥栖戦でしっかりと戦わなければならない。鳥栖戦はリーグ開幕戦で対戦し、右膝を痛めて負傷退場している。「あのときは運が悪かった。だから次は自分が出てとにかく勝ちたい」とリベンジに燃えている。鳥栖はロングボールを多用してくるが「クリアだけでなくパスにつながるクリアにしたい。判断よくつないで攻撃できるようになれば」と攻撃につながる守備に力を注ぐ。

 この日の練習でも最終ラインがフリーだった時には積極的に相手DFの背後を狙うパスを繰り返し練習していただけに「フリーだったら意識したいし、ボランチがフリーな状況になるように距離感よくやりたい」とイメージを膨らませる。

 舞行龍にとってホームの試合は鳥栖戦が今季初となる。「鳥栖戦から気を引き締めて、そこから勝利のスタートを切れるようにしたい。完封できればDF陣は自信になるし、なによりもホームでサポーターの前で勝利のバンザイがしたい」と自らの自信を回復させるためにもホームでの勝利が絶対だ。

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