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ハリル監督 熱すぎマシンガントーク!会議10分予定が1時間

[ 2015年4月7日 05:30 ]

全カテゴリー合同のスタッフ会議に出席し握手をかわすハリルホジッチ監督

 日本協会は6日、東京都文京区のJFAハウスでU―22、18、15日本代表のコーチ陣を集めたスタッフ会議を開催した。A代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(62)も出席して、冒頭10分の予定を大幅に上回る1時間近く熱弁。今後はコーチ陣からの質問をいつでも受け付ける姿勢を示し、全カテゴリーが強化方針を共有することを確認した。

 “事件”は会議室で起きていた。ハリルホジッチ監督が就任後、初めて開催された全カテゴリー合同のスタッフ会議。指揮官は「冒頭5~10分話してほしい」とのリクエストを受け、20人を超えるコーチ陣の前で指導方針などについて語り始めた。だが、予定の10分を超えても終わる気配はなく、逆にヒートアップ。熱弁を終えた時には1時間近くが経過していた。

 霜田技術委員長は「情報を共有して皆で強い日本代表をつくっていきましょうということ」と説明。木村育成担当ダイレクターは「話に熱があるので非常に伝わる」と感心した。合同スタッフ会議は今回が2回目。昨年12月の第1回に出席したアギーレ前監督は、あいさつ程度で終えていただけに熱血ぶりは際立った。

 内容は球際の強さや攻撃の優先順位など、3月23~31日のA代表合宿で選手に伝えたことと同じ。指揮官は「勝利にこだわるために、ディテールにこだわろう」と訴えた。次の会議を控える出席者も多かったため、会議は予定から約1時間オーバーの3時間で打ち切り。一方的に話し続けたため質問などを受け付ける時間はなかった。

 それでも話し足りない指揮官は、理解を一層深めるため、今後、カテゴリーを問わずに、コーチ陣といつでも話し合いの場を設ける方針も打ち出した。霜田技術委員長は「監督は毎日、日本協会にいると言っているので、いつでも話はできる」と指摘。木村育成担当ダイレクターは「聞きたいことはいっぱいある。その勇気があるか」と語った。

 日本協会内には、指揮官の要望通りリニューアルされた監督室もあり、受け入れ態勢は万全。ハリル塾の門戸は365日、いつでも開かれている。

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2015年4月7日のニュース