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本田 若手活躍で闘志に火 競争激化も「ポジティブに捉えたい」

[ 2015年4月1日 05:55 ]

<日本・ウズベキスタン>前半、相手選手と競り合う本田

JALチャレンジ杯 日本5―1ウズベキスタン

(3月31日 味スタ)
 2試合連続の主役は飾れなかった。だがMF本田は前を向いていた。「競争が厳しくなったことはポジティブに捉えたい」。宇佐美や川又ら若手が結果を残したことが、逆に闘志に火を付けた。

 4―2―3―1システムの右MFで先発。日本代表において聖域だった本田のトップ下のポジションは香川に譲った。さらにFKのキッカー役も乾や香川が務めた。後半27分に交代するまでシュートはわずか2本。自らを脅かす存在の台頭は本来ならば決して歓迎できたものではない。だが本田は違う。09年9月のオランダ遠征。当時のエースは中村俊輔(横浜)で本田は挑戦者の立場だった。FKのキッカー役をめぐって衝突もあったが、ライバルの存在は成長速度を速めた。そして10年W杯南アフリカ大会からエースに君臨した。

 縦に速いハリルサッカーは本田が最も得意とするポゼッションサッカーとは対極。そんな中で「トップスピードでプレーすると足りない部分が見える。トップスピードでやらないと見えないところもある」と新たな課題を見つけた。「何が必要なのかは明確。そこにトライしていく」。6月のW杯ロシア大会アジア予選までに、自らが再び輝くすべを見つけ出す。

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