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太田 左SBで先発濃厚!必殺クロスで指揮官へアピールだ

[ 2015年3月31日 05:30 ]

ウズベキスタン戦へ向け練習をこなす太田

JALチャレンジ杯 日本―ウズベキスタン

(3月31日 味スタ)
 DF太田にとってこの上ない舞台が整った。31日のウズベキスタン戦では、左サイドバックで昨年11月18日のオーストラリア戦以来の先発が濃厚。

 指揮官は試合のテーマの一つに太田の十八番(おはこ)である「アーリークロス」を掲げており、その実力を存分に披露するチャンスだ。しかも舞台は芝の状態など、全てを熟知する慣れ親しんだFC東京のホーム。前日練習で行った13対13のミニゲームでも何度も鋭いクロスを上げ「(左足の)フィーリングも良かった。もし出ることがあったら武器でもあるんで意識したい」と力を込めた。

 最大の武器はまさにその強烈な左足。太腿はスピードスケート男子500メートル98年長野五輪金メダリスト・清水宏保氏の現役時代の66センチに迫る太さを誇る。クロスの精度も日本人屈指で「ボールへの入り方で蹴り分けている」というキックの種類も多彩だ。中でも高い位置から相手の陣形が整わないうちに、DFラインの裏に低い弾道で鋭く曲げて入れるアーリークロスを得意中の得意にしている。指揮官もチュニジア戦の反省を踏まえ「早めに入れて奥のゾーンを狙え」と指示を出しており、ウズベキスタン戦では太田が得意とするクロスがさく裂する可能性がある。

 得意のキッカーにも名乗りを上げた。指揮官はチュニジア戦で左右のCKキッカーに藤春を指名。藤春の判断で左CKは清武に譲ったが、ウズベキスタン戦ではFC東京でも務めるキッカーを託される可能性もある。得意のFKを含め「監督が決めること」としながらも「もちろん蹴れるなら蹴りたい」と意欲を見せた。昨季はDFながら10アシストを記録してJリーグのベストイレブンにも選出。ワールドクラスの左足を持つ太田が、ホームの味スタで大暴れする。

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2015年3月31日のニュース