ポルトガル　コエントランＶ弾！Ｃロナ不発も３連勝で首位浮上

セルビア戦で勝ち越しゴールを決め喜ぶポルトガル代表ＤＦコエントラン（ＡＰ）

　欧州選手権予選は２９日に８試合が行われ、Ｉ組のポルトガルはホームでセルビアを２―１と撃破。初戦を落としてからの３連勝で首位に立った。Ｄ組ではポーランドがアイルランドと１―１と引き分け、首位をキープ。２位ドイツがグルジアを２―０で破り、勝ち点１差に詰め寄った。Ｆ組では首位ルーマニア、２位の北アイルランドがともに勝ち、勝ち点１差は変わらず。

　ポルトガルが３試合連続の１点差勝利で首位に立った。エースＦＷのＣ・ロナウドは不発だったものの、前半１０分にショートコーナーからＤＦリカルド・カルバーリョのヘディング弾で先制。追いつかれた直後の後半１８分には、カウンターからの右クロスにＭＦファビオ・コエントランが合わせて勝ち越した。Ｃ・ロナウドはフェイスブックに「大きな勝利だ。本大会出場へまた一歩近づいた」と喜びをつづった。

　予選初戦となった昨年９月のアルバニア戦に敗れた後、昨年のＷ杯ブラジル大会でギリシャを史上初めて１６強に導いたサントス監督が就任。３試合計１失点と守備を立て直し、攻撃陣の不振をカバーした。Ｗ杯での審判への暴言でベンチ入り禁止８試合の処分を受けていたが、このほど４試合に軽減。あと１試合消化すれば直接指揮を執ることができるのも朗報だ。