ハリル監督 超管理始動!外出禁止、食事時間指定、連日個人面談

[ 2015年3月24日 05:30 ]

ランニング中に指示をだすハリルホジッチ監督

 新生日本代表が23日、大分市内でチュニジア戦(27日、大銀ド)、ウズベキスタン戦(31日、味スタ)に向けた合宿を開始した。バヒド・ハリルホジッチ監督(62)の始動初日はランニングだけの約20分で終了。指揮官自ら選手とともに激走する異例の練習となった。宿舎では外出禁止令を出すなど選手を徹底管理。ピッチ内外で独自色を出しハリルジャパンが船出した。

【日本代表メンバー 日程】

 顔を紅潮させながら、ハリルホジッチ監督が激走した。始動初日は20分のランニングのみ。1周約350メートルのピッチを11周走るメニューで、62歳の指揮官は最初は先頭でチームを引っ張った。だが5周目を終えるとペースアップした集団から脱落。10周目で周回遅れになり、約3000人のファンから「ハリル、頑張れ~」の声も飛んだ。ラスト100メートルはペースを上げ、選手より1周少ない10周でフィニッシュ。声援にサムアップで応え充実した表情を見せた。

 練習前は更衣室で約15分の訓示を行い「あなたたちはまだまだ強くなれる。そのためにやることはたくさんある。私は勝ちたいんだ」と選手を鼓舞。「普段は友達のようでいいが、やることはしっかりやろう。どんどん話し合っていこう」と対話の重要性を訴えた。ランニングにはコーチ、通訳らも参加し、9周目で遅れた霜田技術委員長は「監督はいつも走っているので普通のことのようです。僕は疲れましたが」と苦笑い。気温8度の中、選手の服装はハーフパンツで統一され、全員参加のランニングは、一体感を重視する指揮官の方針を象徴していた。

 大半が22日に所属クラブで試合に出場したとはいえ、新体制の始動をランニングだけで切り上げるのは異例。あっけない初練習だが既にピッチ外では改革を進めていた。集合直後にメディカルチェックを行うなど選手の体調を徹底管理。ザッケローニ政権下などでは、指定時間内に済ませれば良かった朝食は午前9時から、昼食は午後1時からそろって食べ、テーブルは従来の円卓から全員の顔が見える長机に変えた。基本的に外出禁止で、気分転換の散歩を許可するかは今後、調整する。

 夜には選手を集めた初ミーティングを実施。合宿中はチーム、ポジション別などのグループ、個人に分け、連日話し合いを持つ予定だ。試合当日に簡単な分析ミーティングを行っただけのアギーレ前監督とは対照的で、長谷部は「監督は細かいところにこだわる。非常に細かい。まだ初日ですが“これからどんどん言っていく”と言っていた」と語った。24日、25日の練習は冒頭15分を除き非公開にすることも決定。たった20分のランニングだったが、黙々とピッチを刻む指揮官の背中からは、日本を再建する強い意志が表れていた。

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