遠藤「目標の1つ」代表引退否定 ハリル監督“勧告”も復帰諦めず

[ 2015年3月21日 05:30 ]

非公開練習を終えてひきあげる遠藤

 G大阪のMF遠藤保仁(35)が20日、日本代表復帰に意欲を見せた。前日19日に発表された日本代表メンバーから落選。バヒド・ハリルホジッチ新監督(62)から“代表引退勧告”ともとれる発言を受けながらも、貪欲なベテランはさらなる成長を追い求め、再び日の丸のユニホームに袖を通す決意を示した。

 普段通りの淡々とした口調の中にも、遠藤の日の丸に対する思いがにじんでいた。

 「(代表は)目標の1つですし。(復帰は)パフォーマンス次第だと思います。やることは変わらない。自分をさらに成長させていくためにやっていく」

 前日(19日)、初めて発表されたハリルホジッチ新監督が率いる新生ジャパンにベテランの名前はなかった。追い打ちをかけるように「私はロシアへの準備をしている。ここ数年、貢献してきた彼を忘れてはいけない。敬意を表する」と引退勧告をにおわせる発言まであった。

 しかし、厳しい現実を突きつけられても、国際Aマッチ152試合出場の日本最多記録を持つ男に動揺はない。「(監督発言の)内容を知らないので分からない」と人ごとのよう。この日はG大阪でチームの完全非公開練習を終えると、笑顔を見せながらクラブハウスへと引き揚げた。

 今季プロ18年目で毎年のようにクラブや代表でフル稼働し、勤続疲労が蓄積しているベテランが、1年間トップギアで走り続けることは不可能。毎年、徐々に状態を上げていくだけに、開幕直後のこの時期は本来の姿ではない。「コンディションを含めて上げていかないと。急激に良くなることはない。トレーニングを積みながら目の前の試合に集中したい」と冷静に現状を分析した。

 年齢を重ねてもパスセンスと戦術眼に衰えはない。力を必要とされる日に備え、今は静かに牙を研ぎ続ける。

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