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G大阪 宇佐美も不発…本拠痛恨ドローでACL“絶体絶命”

[ 2015年3月19日 05:30 ]

ブリラム戦の前半、シュートを放つ宇佐美(左)

ACL1次リーグF組 G大阪1―1ブリラム

(3月18日 万博)
 F組のG大阪はホームでブリラム(タイ)と1―1で引き分けた。前半39分にMF阿部浩之(25)のチームACL1号となるゴールで先制したが、後半17分にセットプレーで失点して追いつかれた。1分け2敗の勝ち点1で折り返し、次節にも終戦が決まる厳しい状況に追い込まれた。
【試合結果 F組順位表】

 1次リーグ突破へ絶体絶命の大ピンチだ。G大阪が1点のリードを守れず、ホームで痛恨のドロー。3戦未勝利となり、次節にも敗退が決まる瀬戸際に追い込まれた。

 入りは悪くなかった。序盤から攻勢に出ると前半39分、宇佐美のシュートがポストに跳ね返ったところを阿部が押し込み先制。勢いに乗るかと思われたものの後半17分に落とし穴が待っていた。相手に直接FKを決められて同点。その後は一進一退の展開ながら、最後までゴールが遠かった。

 手痛いドローに最多5本のシュートを放った宇佐美も「全部、自分たちの問題。最後の精度に尽きる。負けに等しい勝ち点1」といら立ちを隠せず。新生日本代表メンバー発表前日のラストアピールもならず「代表のことは今は考えられない」と険しい表情を浮かべた。

 1次リーグ残りは3試合。次節は酷暑タイでの試合で、ホームは1試合のみと状況は限りなく厳しい。それでも3連勝すれば突破の可能性はある。エースが「あきらめずやっていきたい。そこを目指して頑張りたい」と視線を上げれば、マン・オブ・ザ・マッチに選ばれた阿部も「勝ち点を10に伸ばすことだけ考える」と気持ちを切り替えた。

 昨季は降格圏16位から奇跡の3冠を成し遂げたJ王者。アジア制覇という今季の大目標へ、ミラクルをもう1度、起こすしかない。

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