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磐田 11年ぶり開幕連勝で首位!名波監督「選手の努力に感謝」

[ 2015年3月16日 05:30 ]

<京都・磐田>前半21分、ゴールを決めたDF藤田(左から2番目)に駆け寄る、DF伊野波(左端)ら磐田イレブン

J2第2節 磐田2―0京都

(3月15日 西京極)
 J2磐田はアウェーで京都に2―0と完勝。J1時代の04年以来11年ぶりの開幕連勝を飾り、04年6月16日のJ1第1ステージ第13節以来、同じく11年ぶりに首位に立った。前半21分に左CKからDF藤田義明(32)が12年8月18日以来のゴールで先制。同28分にはMFアダイウトン(24)がDF4人抜きのドリブルから2戦連発を決めた。敵地での勝利と連勝は昨年7月5日の京都戦以来。名波監督体制では初となり、J1復帰へ勢いを加速させた。
【試合結果 J2順位表】

 磐田が開幕連勝で首位に立った。開幕連勝はJ1第1ステージで2位に入った04年以来11年ぶり。昨年9月末に就任した名波監督にとっては初のアウェー戦勝利、そして連勝だ。「ずっと勝ち続けてきたサッカー人生の中で、4カ月も勝てなかったのは初めてだった。そういう意味では素晴らしい入りをしてくれたと思うし、選手の努力に頭が下がる思い。感謝の気持ちしかない」。会見で穏やかな笑みを浮かべた。

 “狙い通り”に仕留めた。前半21分、左CKからDF駒野友一(33)の低い球をニアのFWジェイ(32)が頭でそらし、ファーの藤田が右足でゴール。事前に練習した通りの一撃に、藤田は「ジェイが触ると信じて、狙い通りにいいボールが来た」と胸を張った。その7分後、パスカットから4人抜きのドリブルで追加点を挙げたアダイウトンのゴールシーンもまた「あのギャップが空いてくるというのは試合前には言っていた」と指揮官。「分析の勝利」と得点シーンを振り返った。

 守備も今季初完封。「(昨季より)スターティングポジションへの戻りのスピードが速いので、いい状態からプレーできる」と藤田。特に前半はバランスのいい守備と積極的なボールアプローチで隙を与えなかった。後半は相手の勢いに押される展開が増えたが、指揮官は「90分間通して宮吉のボレー以外はよくやってくれた。ヨシ(太田)の戻りと渚(桜内)のボールアプローチは完璧だった」と踏ん張りを称えた。西京極を最後に逃し続けていたアウェーの勝ち星を、西京極で取り戻した。J1昇格へ、11年ぶりの勢いを本物にする。

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