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麻也 難しさ語るも「パイオニアになりたい」

[ 2015年3月14日 21:28 ]

吉田麻也

 サウサンプトンの日本代表DF吉田麻也(26)が13日、英紙インディペンデント(電子版)でインタビューに応じ、世界最高峰の英プレミアリーグでセンターバックを務める上での課題、難しさを語った。

 吉田は「日本人にとってとても難しいのは、ストライカー、センターバック、ゴールキーパーとしてプレーすること。僕は日本人、そしてアジア人として欧州でプレーする唯一のセンターバック。中盤とサイドバックは日本人選手が多いが、キーとなるポジションは、チームをけん引していかなければならず簡単ではない。語学を操ることができなければ、チームを導けない。それが、ほかのポジションの選手と僕の違い」と主張した。

 また体格面での違いが、キーポジションでプレーする日本人選手が少ない理由であると分析した。吉田は「フィジカル面が最大の理由。トレーニングもここではまったく違う。日本代表では僕が一番身長が高く、身体も大きいけど、ここに来ると普通の選手になってしまう。ストライカーも日本人選手と比べれば(同僚の1メートル93のイタリア代表)FWペッレはモンスター。(201センチのイングランド代表)GKフォスターも怪物だ。そのような状況に日本は置かれていない」と体格差がハンデになっていると主張した。

 その上で、吉田は「僕はプレミアリーグで唯一の日本人選手。パイオニアになりたい。プレミアリーグで成功することが、ほかの日本人選手の助けになる。僕の成功は、すなわちアジア人DFの成功につながる。僕が成功すれば、イングランドのクラブも、日本人やアジア人選手のDFは助けになると思ってくれる」と英国で日本人、アジア人の評価を上げるためにも、さらなる活躍を誓った。

 

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2015年3月14日のニュース