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鹿島、曽ケ端外し実らず公式戦3連敗 連続出場ストップの荒療治も

[ 2015年3月9日 05:30 ]

<清水・鹿島>ビブスを着てこの日最後まで出番がなかった鹿島・曽ヶ端(中)は元気なくひきあげる

J1第1ステージ第1節 鹿島1―3清水

(3月8日 アイスタ)
 荒療治は勝利につながらなかった。鹿島は4日のACL・FCソウル戦から先発を4人変更。左手舟状骨骨折で手術した日本代表DF昌子だけでなく、MF小笠原とGK曽ケ端の両ベテランまで外したが、清水に敗れて公式戦3連敗となった。

 トニーニョ・セレーゾ監督は「(曽ケ端は)今年で36歳。世代交代の準備を進めていかないといけない。小笠原も今年36歳でACLの連戦をした。試合のタフさを考えないと。1年間、選手がケガなくできないといけない」と意図を説明した。07年10月20日の磐田戦からJ1最多の244試合連続フル出場を記録していた守護神を代えてまで勝利を欲したが、結果はついてこなかった。

 逆風もあった。1―2の後半37分にペナルティーエリア内でMF金崎が放ったシュートは相手DFの左腕に当たったかのように見えたが、PK判定はなし。指揮官は「審判もプロなら危機感、責任を持って笛を吹いてほしい」と訴え、クラブはJリーグに意見書を提出する方針だ。タイトル奪回が至上命令のシーズンで、鹿島の苦闘が続く。

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2015年3月9日のニュース